昔語り-第4幕 惜別

とにかく、新しい戦争クランを探そう。
条件はただ一つ、
絶対に茄子やLuminasと同盟したりしないクラン。
絶対に"彼女"と敵であり続けられるクラン。


でも、いったいどこが、その条件に当てはまって
なおかつ、私を受け入れてくれるんだろうか。
LVもカスみたいに低くて、戦争の知識もそんなに無くて
どこにでも転がっていそうな、つまらないエルフを。


全く思いつかなかったので、BBSに別キャラの名前で
募集広告を出した。
戦争クランに入っていたが
今は抜けていること、
戦争クランに入りたいこと。
LVと種族、それだけを書いて。


たー坊とクラン員は、私が戻れる妥協点を
なんとか探ろうと、奔走してくれているようだった。
申し訳ないと思った。
ごめんなさい、きっと私は戻れない。
きっと許せないから。
心が狭くてごめんね。
心の中で、そっと頭を下げた。


BBSに広告を出した次の日
inすると、2通の手紙が届いていた。
とっても幸福論と三国無双国から。
運命の不思議に苦笑せざるを得なかった。
まさか、BS系から手紙が来るなんて。
確かに、一番茄子と手を結ぶ可能性がないクランだw


幸福論にはBBSに書いた別キャラの、
昔の知り合いが在籍していた。
そのクラン員を呼んでもらい、宿で今までの話をした。
そして、必要なら、幸福論のプリの前で
もう一度同じ話をする、その上で、加入させるかどうか
きめて欲しいと。
プリがやってきて、私はもう一度その話をした。
とても緊張していた。
話が終わったとき、「ふむ、問題ないよ」と彼はいった。
それが、幸福論のプリ"れつが"との出会いだった。